今回は『50代からの心おだやかな暮らし方』(保坂 隆 著:有隣堂)という本を紹介します。
できることなら穏やかなに毎日を送りたいそんな風に感じていませんか?
もしあなたが心おだやかに暮らしていこうと思っているなら、この本にヒントが隠されているかもしれません。
「心おだやかに生きたい」50代からの暮らし方にヒントをくれる一冊
人生100年時代といわれています。
仕事・子育て・親の介護など、さまざまな責任を抱えてきた50代は、心にも疲れが出やすい年代です。
『50代からの心おだやかな暮らし方』は、精神科医・保坂隆先生が、「頑張りすぎず、自分らしく生きる」ためのヒントをやさしい語り口でまとめた一冊です。
本書の特徴|専門家が語る“心の整え方”の実践書
著者の保坂隆さんは、長年にわたり心のケアに携わってきた精神科医。
この本では、専門的すぎる話はあえて避け、50代以降の読者がすぐに実践できる心の整え方を紹介しています。
印象に残った3つの気づき
この本を読んで3つのことが印象に残りました。
① 「がんばらない力」が人生をラクにする
50代は「何かを達成する」より、「自分をゆるめる」ことのほうが大切だと著者は語ります。
責任感が強い人ほど、自分にプレッシャーをかけすぎてしまう。
「60%主義で生きる」、「他人と比べない」といった気持ちでいることが、心のゆとりを取り戻す第一歩になります。
② 小さな習慣が“おだやかな心”を育てる
- ウォーキングをする(散歩より少し早めに歩く)
- 植物に水をあげる
- 季節を感じる
こうしたささやかな日常習慣が、心の健康を支えてくれるという指摘は、実践的で説得力があります。
高額なセミナーに参加したり、心理療法を受けたりしなくても、自分でできることがある」と感じさせてくれます。
③ 「人間関係の距離感」は、自分で決めていい
年齢を重ねると、無理に人づきあいを続けることがしんどくなることもあります。
この本は、「無理に人とつながらなくていい」「疲れる人間関係は手放していい」とやさしく背中を押してくれます。
こんな人におすすめです
- 定年後に「なんとなく不安」を感じている方
- 仕事や家庭のプレッシャーに疲れた50代・60代の方
- 心に余裕を持った“第二の人生”を送りたい方
- 「そろそろ自分のために時間を使いたい」と思っている方
まとめ|「がんばりすぎない生き方」が、心をラクにする
この本は、人生の後半を「もっと穏やかに、もっと自由に」過ごすためのヒントに満ちています。
50代60代になって、なんとなくモヤモヤする、これからの生き方を考えてしまう、
そんな方が、これからの生き方を心おだやかに考えるために役だちます。

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