介護ビジネス業界の仕組みを図解でわかりやすく書いた介護ビジネスの本、「図解即戦力 介護ビジネス業界のしくみと仕事がこれ1冊でしっかりわかる教科書」(技術評論社)という本を紹介します。
この本を書いたのは、福祉・介護業界を専門分野とするコンサルタントである髙山 善文さんです。
「2025年問題」というのがあるそうです。
約800万人いるとされる団塊の世代が、75歳の後期高齢者となり、日本国民のなんと4分の1が後期高齢者という超高齢化社会が目の前に来ています。
そしてその子供たちである団塊ジュニアも50代に入ってきました。
だれでも歳をとります。
人生100年時代だからこそ、介護サービス市場と特殊な産業である介護ビジネスモデル理解しなければなりません。
親の介護、そして自分の介護が必要になった時に慌てないように、正しい判断ができるように、今から介護の仕組みを理解すべきと思いました。
この本を読むと、介護保険制度のうえに成り立つ介護ビジネスと仕組みの全体像を図解で理解することができます。
「介護ビジネス業界のしくみと仕事がしっかりわかる教科書」の構成
「介護ビジネス業界のしくみと仕事がしっかりわかる教科書」は、次のような構成になっています。
- Chapter1 介護業界を取り巻く現状と介護保険制度
- Chapter 2 介護ビジネスの基礎となる介護保険制度
- Chapter 3 介護保険の「居宅サービス」の基礎知識
- Chapter 4 「介護保険施設」と「高齢者向け住まい」の基礎知識
- Chapter 5 介護保険における「地域密着型サービス」
- Chapter 6 高齢者を対象としたビジネス
- Chapter 7 「介護人材」に関わるビジネス
- Chapter 8 高齢者のための「モノ」のビジネス
- Chapter 9 介護サービス事業者を対象としたビジネス
- Chapter 10 介護ビジネスのリスクマネジメント
- Chapter 11 介護業界・介護ビジネスの未来
「介護ビジネス業界のしくみと仕事がわかる教科書」読んだ私の視点
この本は、介護を受ける側の視点からというよりは、介護スタッフや施設職員などのサービス従事者、周辺業界への参入者、」これから介護ビジネスに参入する人向けに書かれた本です。
介護をとりまくビジネスの全体、業界全体の仕組みを図解でシンプルに理解することができます。
先日、90歳になる父から電話がありました。
市と地域包括センターの職員が訪ねてきて話し合い、近くの支援センターを見学にいくというのです。
父は、まだ要支援1の段階ですが、今後どうなっていくのか理解しなければと思い、私も地域包括センターのケアマネージャーと話をして現状について説明してもらいました。
義理の母も、要介護認定をうけて「訪問入浴介護」サービスを利用しています。
介護はいよいよ他人ごとじゃないと感じることが多くなりました。
そして、ひとことで介護といっても種類やサービスや多岐にわたります。
介護保険制度が始まって20年。
介護保険の登場は、日本の介護を大きく変えたといいます。
介護保険や介護をとりまく仕組みやさまざまなサービスを知るためには、業界全体の仕組みを俯瞰でみることが大切だと思いこの本を読むことにしました。
図解で読みやすく、前によりは介護の仕組みとサービスについて理解が深まりました。
定年後の人生、その先の人生はさらに続きます。
身体だけじゃない、心のケアも大きな課題です。
微力ながらでも、人生後半戦を楽しく生きるサポートがしたいと思います。
私もできるだけ長い間、健康に過ごしたいと思いますが、その時が来たら介護をしてくれる側のきもちも理解して行動できるようにしたい。
いざというときに困らないように、これから介護について理解を深めてきたい感じました。
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