「50代からの稼ぐ力:会社にも年金にも頼らず生きる方法」(小学館)という本を紹介します。
著者は、元マッキンゼーの日本支社長やアジア太平洋地区会長などを歴任し、現在はビジネス・ブレークスルー(BBT)代表取締役の大前研一さんです。
大前健一さんは、ビジネス・ブレークスルー大学というオンライン大学の学長でもあります。
このビジネス・ブレークスルー大学は世界を舞台にどのような環境下でもリーダーシップを発揮できる人材を輩出することをコンセプトにした大学です。
グローバルで稼ぐ力をつけるための学校ですね。
また大前さんは顧客・競合・自社の3つの視点で経営課題を導きだす3C分析の考案者であることでも有名です。
経営コンサルタントとして、世界の大企業や国家レベルのアドバイザーとして活躍する大前さんからの、定年退職後の人生を豊かにするためのメッセージです。
「50代からの稼ぐ力」の構成
「50代からの稼ぐ力」の構成は以下のようになっています。
- はじめに
- 第1章 近未来
- 第2章 思考改革
- 第3章 実践編1
- 第4章 実践編2
- 第5章 実践編3
- 第6章 終活編
- おわりに
「50代からの稼ぐ力」を読んだ私の視点
稼ぐ力さえあれば、自分の好きな人生を生きることができる。
反対に稼ぐ力がなければ、会社に依存、他人に依存する人生になる。
自分の人生は自分自身で操縦桿をもってコントロールすべきである。
人生を国任せにするな。
こういったメッセージが、この本にあります。
これは、私の言葉でいうところの、定年後は自分が主役の人生を生きること。
会社のせい、国のせいと思っても何の解決にもなりません。
結局自分の人生を決めるのは自分自身ですからね。
そして生きていくためにはお金は必要。
自分の人生を自分でコントロールするためには、お金を自分で生み出す力、稼ぐ力が欠かせません。
稼ぐ力は50代からでもつけることができます。
たとえ50代で出世競争に負けても、まだ勝つ方法はあるのです。
この本では、定年後に月15万円を稼ぐことを目標にして50代からは会社を実験台にして稼ぐ力をつけることを提案しています。
そのための考え方とその実践方法が、今まで多くの経験をしてきた大前さんならではの切り口で紹介されています。
ユニークなアイデアものっていますよ。
「発想力」「創造力」はみえない貯金である!
50代になっても、定年を迎えても、いつまでも頭を柔らかくして、稼ぐ力をどのようにつけていくかのヒントをあたえてくれる本です。
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