人生100年時代は、自分の生き方をシフトして自分が主役の人生を生きる。
実際に50歳からライフシフトして、50代にやってくる葛藤・挫折・不安を乗り越えた元会社員22人のストーリーを紹介している「実践! 50歳からのライフシフト術―葛藤・挫折・不安を乗り越えた22人」(NHK出版)という本を紹介します。
この本の著者は、2017年10月設立した人生100年時代をソーシャルカンパニーであるライフシフト・ジャパンです。
豊田義博氏(ライフシフト・ジャパン取締役)が序論と結論を執筆され、河野純子氏(ライフシフト・ジャパン執行役員)が本編を編集、大野誠一氏(ライフシフト・ジャパン代表取締役CEO)が全体の監修をされて、出来上がった本です。
人生100年時代の50代は人生後半戦のスタート地点、「このままでいいのか」という焦り、キャリアの壁や、会社に振り回され続けることへの疑問。
50代になって人生後半戦に大切にしたい価値観を見つけて人生をシフトする。
ライフシフトとは何か?ライフシフトはどのようにおきるのか、50代にやってくる葛藤・挫折・不安を乗り越えた22人のライフシフターの実際のストーリーと、そこから見えてくるライフシフトの法則がわかる本です。
「実践! 50歳からのライフシフト術」の構成
「実践! 50歳からのライフシフト術」の構成は以下のようになっています。
- はじめに 50歳は「人生の正午」
- 序論 「人生の主人公」になるための8つの価値軸
- 本編 自分の価値軸を見つけた22人の転身ストーリー
- 結論 ライフシフト実践のための4つの法則
本編では、22人の人生の先輩たちがライフシフトするきっかけや、実際の行動などが、本人が語る形式のストーリーになっています。
また22人のライフシフト前後の時間の使い方・収入・やりがい・人間関係などの変化や、座右の銘、チャレンジしたいことなどのパーソナルデータも紹介されて興味深いです。
「実践! 50歳からのライフシフト術」を読んだ私の視点
人生100年時代になり、「定年退職まで勤めてあとは悠々自適の年金暮らし」とはいかなくなりました。
私の人生3ステージはすでに崩壊しています。
私も実感しています!
私は50歳になるくらいから、「自分がこれからどうなっていくのだろう」、「定年までどのように働いたらいいのだろう」、「これが自分の本当にやりたいことなのか」というモヤモヤ感を抱くようになりました。
自分にスキルをつけようと、コンサルティング講座に通ったり、コーチングの勉強をしたり、起業のコミュニティに入って起業を試みたりしてきましたね。
そして50歳からは3回の転職を経験し、仕事の内容や組織の変化、単身赴任やらUSへの年3回の出張やら、コロナによる組織のリモートワーク化やら、いろいろな変化を経験しました。
振り返ってみると50歳からライフシフトの連続です。
そして56歳の時には、理由がわからない降格をいいわたされ、会社をやめることにしました。
今度は転職活動もせず、自分が主役の人生をみつける旅にでることにしたのです。
会社に依存するのをやめ、会社に振り回されることから解放され、自分で人生をコントロールする。
これが本当の意味のライフシフトなのだと思います。
この「実践! 50歳からのライフシフト術」で葛藤・挫折・不安を乗り越えた、普通の会社員だった22人が選んだ人生は、いろいろな価値観からできあがった多種多様なものでした。
やはり多くの50代は、はっきりしないモヤモヤした不安と葛藤している、そしてチャレンジしていますね。
この22人のストーリーを読んで、私もこれから自分がどんなライフシフト、人生の旅をしていくのか、なんとなく見えてきた気がします。
定年後の人生は長い。
せっかく時間があるのだから、今までできなかったワクワクすることをやりたい。
そして自分の人生だけではなく悩むミドルやシニアのライフシフトをサポートをしたいです。
人生100年時代に、多くの人が自分の価値観をみつける。
私も、人生の主人公として楽しみながら生きることができる社会をつくることに貢献したいと思います。
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