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ライフライン・チャートとは?
ライフライン・チャートとは、自分の今までの人生を振り返る図です。
今までの人生でどんな出来事があって、どんな心の浮き沈みがあったのかを見えるように形にします。
人は、自分のことは結構知らないもの。
ライフライン・チャートをつくって、あなたの今までの人生を振り返り、本当の自分に出会い、これからの人生を考えましょう。
ライフライン・チャートの作り方
ライフライン・チャートのつくり方は、シンプルです。
まず下の図のように線をひきます。
縦軸はあなたの心の浮き沈みで、真ん中の線より上はプラスで下はマイナス。
そして横軸は年齢です。

左から右にいくにつれて、年を重ねていきます。
ここに、あなたの人生のなかでの出来事や心の浮き沈みを書いていきます。
50代ともなると、いろんな出来事があって、いろんな経験をして、そのたびに心の浮き沈みがあったはずです。
あなたの人生をじっくり振り返りましょう。
私のライフライン・チャート①
例として、私のライフライン・チャートを紹介します。
こうやってライフライン・チャートをつくってみると、あらためていろんな出来事があったなあと思います。

私には、こんな出来事と心の浮き沈みがありました。
- ①楽しかった大学生活が終わり、社会人になり満員電車で毎日通勤の生活がはじまる
- ②広告制作会社の仕事はきつかったが、先輩や同僚がいて頑張れた
- ③土日も働くことも多く慢性的な疲れと、「このままでいいのか」と心が騒いだ
- ④会社を辞めて、アメリカへ1年間自費留学し英語と学んだ
- ⑤貯金を使い果たして帰国し、就職先を探す日々
- ⑥外資系ネット通販の日本ビジネス立ち上げに参画し、執行役員になった
- ⑦母が65歳でなくなり精神不安になる
- ⑧妻と出会い結婚し子供が生まれる、仕事もアジアヘッドまで登りつめる
- ⑨CEOが変わり50歳でリストラ転職した会社がブラックで体調不良の症状がでる
- ➉6か月で辞めて51歳で50代2社目に転職し復活
- ⑪またも組織変更があり3社目に転職、1年頑張ったが理由がわからない降格をいわれ退社
- ⑫今→会社に依存する働き方はやめて自分が主役の人生にチャレンジ開始

(^^)/まさに人生山あり谷あり!
私のライフライン・チャート②
ライフライン・チャートは、人生の出来事と心の浮き沈みを振り返るものですが、写真や図やイラストを使うのも良い方法です。
50歳から2回目の転職をした会社で、ライフライン・チャートを使った研修をしました。
その時、私が作ったライフライン・チャートがこれです。


もちろん同じ人生です!
実際の写真などを使うことで、その当時の象徴的な出来事や気持ちを思い出すことができます。
自分の人生をビジュアルで振り返ることができて、イメージしやすいかもしれません。
私のライフライン・チャート③
そして最近つくったライフライン・チャートがこれです。
同じ人生ですが、つくり方が少し違います。
下に年齢をかいて、心の浮き沈みを矢印や色で表現しました。

また今までやってきた学びも加えました。
コピーライティング、マルチメディア、英語、ブログ、アフィリエイト、コーチングなど、いろいろな学びもしてきたなあと自分で確認できました。
こんな風にライフマップを書くこともできます。
人生にはライフシフトサイクルがある
そして3つ目のライフライン・チャートを作ったときに、気がついたことがあります。
それは、「人生にはライフシフトサイクルがある」ということです。
人生の転機といってもいいかもしれません。
50年も生きていると、その間にいくつかのライフシフトが起きます。
ライフシフトでは、こんなことが起こります。
ソース:ライフシフトジャパン
- 心が騒ぐ
- 旅にでる
- 自分と出会う
- 学びつくす
- 主人公になる
まず「今のままでいいのか」と心がモヤモヤします。
「チャレンジしたい」という前向きな心の騒ぎかもしれません。
心が騒ぐのがライフシフトの始まりです。
そして行動します。
旅に出るのです。
自分から動く行動ものもあれば、出来事がやってくることで動く行動もあります。
私の場合でいえば、32歳の時にアメリカに留学したのは自分からの行動です。
そして50歳の時のリストラによる転職は、出来事に対応するための行動です。
そして行動をきっかけに、なりたい自分をさがす。
本当の自分と出会うのです。
そこからなりたい自分をめざして学びつくし、自分が主役の人生を切りひらいていく。
人生では、こういったライフシフトがいくつか起こります。
私の人生のライフシフトサイクル
私の人生のライフライン・チャートを使って、私の人生のライフシフトサイクルを説明します。

私の今までの人生には3つの大きなライフシフトのサイクルがありました。
- 第1のライフシフトサイクル:広告制作会社時代
- 第2ライフシフトサイクル:RS JAPAN構築時代
- 第3ライフシフトサイクル:転職いろいろ経験時代
- 第4ライフシフトサイクル:自分が主役の人生時代
最初のライフライン・チャートの説明で、4つの大きなライフシフトサイクルをあらわすと次にようになります。
第1のライフシフトサイクルは、社会人になって働きはじめたサイクルです。
- ①楽しかった大学生活が終わり、社会人になり満員電車で毎日通勤の生活がはじまる
- ②広告制作会社の仕事はきつかったが、先輩や同僚がいて頑張れた
- ③土日も働くことも多く慢性的な疲れと、「このままでいいのか」と心が騒いだ
第2のライフシフトサイクルは、アメリカに行き帰国後に外資系ネット通販の立ち上げに参画した時から辞めるまでのサイクルです。
- ④会社を辞めて、アメリカへ1年間自費留学し英語と学んだ
- ⑤貯金を使い果たして帰国し、就職先を探す日々
- ⑥外資系ネット通販の日本ビジネス立ち上げに参画し、執行役員になった
- ⑦母が65歳でなくなり精神不安になる
- ⑧妻と出会い結婚し子供が生まれる、仕事もアジアヘッドまで登りつめる
そして第3のライフシフトサイクルは、50歳でリストラになり転職を3回する厳しいライフサイクルです。
- ⑨CEOが変わり50歳でリストラ転職した会社がブラックで体調不良の症状がでる
- ➉6か月で辞めて51歳で50代2社目に転職し復活
- ⑪またも組織変更があり3社目に転職、1年頑張ったが理由がわからない理不尽な降格をいわれ退社
そして第4ライフシフトサイクルは、57歳でひとり起業して自分が主役の人生を生きるサイクルです。
あなたのライフライン・チャートをつくる
あなたのライフライン・チャートをつくりましょう。
「人生の振り返り」シートで人生を振り返る
まずは「人生の振り返り」シートを使って、人生をしっかりと振り返り記入します。
あなたが今の状態になっているのには、今までの人生が関係しています。
今までの人生をしっかりと振り返って書き出していきます。
振り返るのは最近のことだけではありません。
人生まるまる振り返ります。
小学校までの時期、小学校時代、中学校時代、高校時代、大学時代、社会人になってからの20代、30代、40代、そして50代を振り返ります。
それぞれの時代での出来事と、楽しかったこと、成功したこと、辛かったこと、失敗したことなどの自分に正直に書きだしていきます。
かなり前のことで忘れていたこともたくさんあるはず。
しっかり自分と向きあうことで、自分の今までの人生が浮きあがってきます。

1ページで足りない時は、2ページ、3ページとつくって書いてください。
「キャリア棚おろし」シートでキャリアを振り返る
さらに「キャリア棚おろし」シートを使って、今までの仕事を振り返り記入します。
仕事は生活や人生に大きな影響をあたえてきたはずです。
今までのキャリアでは、どんな会社でどんな仕事をしてきたでしょうか。
転職した人もいれば、1社でいろいろな役割をしてきた人もいるでしょう。
楽しかったことや、成功したこと、辛かったことや、失敗したことを思いだして書いていきます。
それがキャリア棚おろしです。

1ページで足りない時は、2ページ、3ページとつくって書いてください。
2つのシートを参照しながらライフライン・チャートをつくる
2つのシートを参照しながら「ライフライン・チャート」をつくりましょう。

「ライフライン・チャート」のテンプレート
「人生の振り返り」シート、「キャリア棚おろし」シート、「ライフライン・チャート」のテンプレートを用意しました。
テンプレートは以下のボタンをクリックするとダウンロードできます。
パワーポイントファイルなので、自由に書きこめます。
ページを追加したり、写真をはったり、矢印を追加したり、自由に使ってください。
参考に私のライフ・ラインチャートもつけてあります。
自分に大きな影響を与えた出来事とその時の気持ち
ライフライン・チャートが出来上がったら、自分に大きな影響を与えた出来事とその時の気持ちを書き出してみましょう。
出来るだけ具体的に、いつ、どこで、どんな出来事がおきたのか、その時、どんな気持ちになったのかを思いだしてみましょう。
特にラインが上昇した時や、下降した時の理由や気持ち、どんなきっかけで上昇したリ、下降したのかを思いだして書き出します。

書き出すことで、自分をより深く理解できるはずです。
自分を知ることが自分軸のセカンド・キャリアにつながります。

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