SDS法という文章の書き方があります。
SDS法を使って文章を書くと、伝えたい情報をわかりやすく簡潔に伝えることができます。
- SDS法とは何?
- SDS法のメリットとデメリットは?
- SDS法の例文を知りたい
- SDS法とPREP法は、どのように使い分けたらいいの?
この記事では、SDS法を使ってわかりやすく情報を伝える記事を書く方法を解説します。
SDS法はニュースなどによく使われていますよ!
SDS法とは?
SDS法とは文章作成やスピーチなどで使われる型です。
Summary(要点)→Detail(詳細)→Summary(要点)の順で文章を組み立てます。
- Summary ― 要点:記事で伝えたい概要、ポイントを書く
- Detail ― 詳細:具体的な内容
- Summary ― 要点:全体のまとめ
SDS法の良い点は、情報をわかりやすく伝えることができること。
はじめに情報の要点をつたえて、そこから具体的な内容を伝え、最後に全体をうけてまとめる形で要点をつたえて締めくくります。
要点→詳細→要点と、一貫性をもったストーリーとして話をすすめることが大切になります。
SDS法が向いているのは、ニュースや商品説明、自己紹介といった情報伝達型の文章です。
SDS法のメリットとデメリット
SDS法には、メリットとデメリットがあります。
SDS法のメリットとデメリットと理解しておくことで、適した記事の内容にSDS法をつかって書くことができますね。
SDS法のメリット
SDS法を使って記事を書くと、次のようなメリットがあります。
- 情報を簡潔に伝えられる
- 内容が相手に伝わりやすい
SDS法のメリットは、情報をわかりやすくスピーディーに伝えることができること。
簡潔でスピーディーな情報伝達は、読み手の負荷をさげることにもなります。
さらに内容が相手に伝わりやすいというメリットもあります。
最初と最後に要点をいれて、具体的な詳細をサンドイッチする形なので、記憶に残りやすいですね。
またSDS法は構造がシンプルなので、情報伝達タイプの文章やスピーチなど、いろいろなものに応用できるのも便利なところ。
SDS法は、情報を伝達するニュースなどに多く使われています。
SDS法のデメリット
一方でSDS法を使って記事を書くデメリットもあります。
- 意見や提案には向いていない
- 情報を伝えるだけになる
情報を簡潔に伝えることができるSDS法なので、意見や提案をするタイプの文章には向いていません。
意見や提案を無理やり入れ込むと変な文章になってしまいます。
スピーディーに情報を伝えるという点からも、長文には向かないということもいえます。
SDS法を使うと情報を簡潔に伝えることができる反面、情報を伝えるだけの記事になるというデメリットもあります。
新鮮なニュースを伝えるような場合には、新鮮さがあるので読まれる記事になりますが、SDS法でありきたりの情報をただ伝えると「つまらない記事」になりかねません。
自分の意見述べたり、提案をしたり、解決策を伝えたりする場合は、SDS法を使わないほうが良いです。
SDS法の例文
SDS法が適しているのは、情報伝達型の文章です。
ここからは、SDS法を使った情報伝達の文例を3つ紹介します。
①ニュースの場合
SDS法を「ニュース」に応用した例文です。
(S:要点)
エンゼルスの大谷翔平選手が、ペーブルース以来の「2桁勝利2桁本塁打」を達成しました。
(D:詳細)
米大リーグの大谷翔平選手が、2022年8月9日、オークランドで行われたアスレチックス戦で投手兼指名打者のリアル二刀流で出場。
6回無失点で今季10勝目を挙げ、1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりとなる同一シーズンでの「2桁勝利2桁本塁打」を達成しました。
3回には日米通算1,000奪三振、7回には25号ソロホームランでメジャー通算118号に到達し、日本人大リーガーでは、松井秀喜に次ぐメジャー単独2位となりました。
(S:要点まとめ)
エンゼルスの大谷選手、ベーブ・ルース以来の「2桁勝利2桁本塁打」達成おめでとうございます。
前人未到の記録を、どんどん積み上げてください。
大谷翔平選手、頑張れ!
②商品説明の場合
SDS法を「商品説明」に応用した例文です。
③自己紹介の場合
SDS法を「自己紹介」に応用した例文です。
(S:要点)
私は、定年後の人生を自分が主役で生きるための「KANBLO」を書いています。
(D:詳細)
「KANBLO」とは50代60代のアラ還が、パソコンひとつ、自分ひとり、自宅で稼ぐブログです。
アラ還のブログなので、略して「KANBLO」
ワクワクすることをテーマにした専門家ブログを始めることで、定年後も自分が主役の人生を生きることができます。
ワクワクするテーマの専門家ブログで情報発信をすることは、知識を形にしたり、やりたいことを形にしたり、資産になったり、いろんなメリットがあります。
ブログは50代、60代が情報発信できる最適なメディアです。
(S:要点)
私は、パソコンひとつ、自分ひとり、自宅で稼ぐ「KANBLO」ブログで、人生100年時代の後半戦をワクワク過ごします。
SDS法を記事の構成にあわせる
SDS法を使ってブログの記事を書くときには、ブログの記事構成にあわせて記事を組み立てましょう。
記事の構成について詳しくは、以下の記事を参照してください。
SDS法をH2見出しにして、記事を組み立てます。
記事のタイトルから、リード文、それを受ける形で要点を伝え、具体例、最後にまとめとストーリー性をもって書きましょう。
タイトルからまとめまで一貫性をもって書くことが大切です。
WordPressの機能を使って記事を書く方法が知りたい方は、以下の記事を参照してください。
SDS法とPREP法の使い分け方
以前にSDS法とPREP法をどのように使い分けたらいいのかという質問がありました。
ここでは、SDS法とPREP法の特徴と使い分け方を確認していきます。
PREP法は、POINT(結論)→REASON(理由)→EXAMPLE(具体例)→POINT(結論)の順で文章を論理的に書く型です。
結論が最初に来るのでSDS法と似ていますが、SDS法が情報伝達に向いているのに対して、PREP法は、問題や課題や疑問に対する答えを論理的に説明するタイプの文章に適しています。
情報を伝達するSDS型は、ニュースや商品説明や自己紹介などに向いていて、疑問解決型のPREP法は、研修やセミナーやプレゼンテーションなどに向いています。
記事の内容に応じて、SDS法とPREP法を使い分けましょう。
PREP法とSDS法の構成と特徴、使用場面を以下にまとめましたので、参考にしてください。
またPREP法について詳しくは、以下の記事を参照してください。
H2:まとめ|SDS法でわかりやすく情報を伝える記事を書く方法
SDS法を使って文章を書くと、伝えたい情報をわかりやすく簡潔に伝えることができます。
Summary(要点)→Detail(詳細)→Summary(要点)の順で文章を組み立てます。
- Summary ― 要点:記事で伝えたい概要、ポイントを書く
- Detail ― 詳細:具体的な内容
- Summary ― 要点:全体のまとめ
SDS法が向いているのは、ニュースや商品説明、自己紹介といった情報伝達型の文章です。
SDS型に向いている記事を書くときに使うことが大切。
実際にSDS法をつかってブログの記事を書く場合には、記事全体の構成にあわせて組み立てましょう。
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