メールマガジンは、個人の受信トレイに届くとてもプライベート感の高いチャネル。
専門家ブログとメールマガジンを使い分けることで、ビジネスが回りはじめます。
役に立つメールマガジンを書いて配信しましょう。
でもいざ書こうとすると、どうやって書いたらいいかわからない人も多いかもしれません。
メールマガジンをどんな風に書いたらいいのか、何を書いたらいいのかと悩みますよね。
- メールマガジンの構成は?
- メールマガジンの内容は?
- メールマガジンを書くコツは?
この記事では、メールマガジンの構成と内容を初心者向けに解説します。
メールマガジンの構成
メールマガジンの構成は、決まっているわけではありませんがパターンがあります。
- 件名
- オープニング
- 本文
- フッター
- 配信解除
ひとつひとつ解説します。
件名
ほとんどのメールボックスには、件名と差出人名が表示されます。
メールボックスには、さまざまなメールの件名が一覧表示されるので、メールをあけてくれるかどうか(開封率)は、件名にかかっているといえます。
そこでメールを開けたくなる件名をつけることが大切になります。
考え方はブログの記事タイトルと同じですが、メルマガの場合には検索エンジン対策のキーワードを意識することはありません。
キーワードは気にせずに、思わずクリックしたくなる件名をつけましょう。
実際にあなたが思わすクリックしてメールを開けて読んだメールのタイトルなどを参考にしてみるのも良い方法です。
オープニング
件名をクリックしてメルマガを開いて、はじめに読むのがオープニングです。
ブログでいえばリード文ですね。
オープニングでは、読者の気持ちをつかむことが大切。
オープニングを読んでメルマガ本文を読み進めるかどうかをきめる読者が多いからです。
オープニングにも決まりはありませんが5つのパターンを紹介します。
①パーソナルなオープニング
極めてプライベート感の高いメールマガジンでプライベート感を更に強調して、メッセージに人間の温かみを持たせるのがポイントです。 あなた自身のプライベートな内容を簡潔に使い“こんな人なのだ”と親近感を与えます
②最新情報のオープニング
最近の情報を入手したり、何かを発見したり、貴重な体験したりした場合には、いち早くその最新の情報をシェアします。
あなたのメールマガジンの情報ははやいという印象を与えることが出来ます。
③予告のオープニング
近い将来に案内する無料のプレゼントや商品などを、購読者に優先してお伝えするのが予告のオープニングです。
キャンペーンを実施する、商品販売をするといった場合は、オープニングを利用して告知し、開始日や販売日を予告します。
読者に対して事前に予告(特定の日付)することにより、読者の関心を事前に集めることで良好な反応率を獲得することができます。
④質問のオープニング
質問からはじめることによって、読者を本文に引き込み回答を発見させるパターンです。
読者を本文に引き込み、その質問に対する回答を、最後で明らかにするのが普通です。
また質問のオープニングはこちらから質問を投げかけますが、読者から質問を頂いた場合は、それがそのままメールマガジンの優良コンテンツになります。
⑤事実のオープニング
過去の例やデータで証明されている事実のメッセージをはじめに持ってくるオープニングです。
たとえば「口コミの活用で効果的に顧客を獲得することができます」といったような、基本的に誰も否定できない、信頼おける事実を伝えることからでスタート。
それにより「読者に「イエス」とうなずいてもらい、「本当だ!」と頭の中にインプットしてもらいます。
本文
オープニングに続いてくるのが本文です。
オープニングが終り、ここから本文がはじまるのだと意識してもらうためにヘッダーという以下のような区切りをつけると読みやすくなります。
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メールマガジンを書く場合には、読みやすい文章にすることがとても大切です。
読みやすい文章にするためのポイントを5つ紹介します。
①文字
メルマガにはテキスト形式とhtml形式のものがありますが、よりシンプルに文字で訴求するテキスト形式のメルマガをまずは発行しましょう。
文字化けを防ぐためには以下のことに注意します。
- 半角カナを使わない
- 半角日本語記号はつかわない (、。「」・ー)の半角文字
- 機種依存文字、つまり珍しい記号は使わない
②一行の文字数
一行の文字数は、全角35文字(半角70文字)以内にして改行します。
35文字以上の文字を一行に書くとメールソフトによっては勝手に改行されてしまい、読みにくい内容になってしまいます。
また、必ずしも35文字で改行しなくてはいけないということでもありませんので、それ以下でも読みやすさを優先して、きりの良いところで改行をします。
③行間
まったく行間のない文章は、それだけで読み手の読む気力をそいでしまいます。
メールマガジンの場合は、ふつうの文章よりも意識的に行間を多くします。
④シンプルさ
複雑な文章も読む気をそぎます。
できるだけ複雑な文章の構成はさけて、文章を短くきっていくようにします。
小学校の子供が読んでもわかるように書く、というぐらいシンプルをこころがけます。
人は複雑さを嫌います。
情報があふれた今はなおさら、多くの人々が複雑なことを簡単に理解することを求めています。
混乱するような情報わかりやすくまとめてほしいと願っています。
わかりやすく書く癖をつけましょう。
⑤イメージがわきやすい文章
映画よりも小説で読んだときのほうが楽しめたというような経験はないでしょうか?
映像の方が視覚的でより詳細な内容を伝えやすいのに、なぜそんなことが起こるのか?
それは、文字は映像よりも伝わる情報量が少ない反面、「イメージが湧きやすい」という特徴があるからです。
読みながら想いや状況や景色などを自分で想像することで、楽しめるという特徴があるのです。
メールマガジンはテキストですから、読者さんがイメージを湧かせてもらいやすい文章をこころがけます。
たとえば、「身長600メートルの怪獣」というよりも、「東京スカイツリーと同じ高さの怪獣」と書いたほうが大きな怪獣のイメージが伝わるのではないでしょうか?
あなたが伝えたい事を、多くの読者がよりイメージを強くもつように、よりイメージが膨らむように伝えるようにするのです。
フッター
本文が終ったらフッターでメールマガジンをしめます。
以下のように装飾を少し使うことで安定感が出ますね。
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・メディア情報
・発行元:
・感想、意見、質問はこちら
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メディア情報は、専門家ブログやツイッターやフェイスブック、YouTubeなどのURLを掲載します。
発行元は、発行者の名前、つまりあなたの名前ですね。
感想や意見などの、お問合せ先も書くようにします。
発行元とお問い合わせ先は必ず入れましょう。
またフッターは、メルマガを書くたびに書くのではなく、フッターの設定をしておくと便利です。
配信解除へのリンク
最後は配信解除へのリンクです。
メルマガを読むのをやめたい人が簡単に購読を解除できるようにするのは大切なことです。
読みたくなくなった人が自由に解除できるようにしましょう。
専門テーマに興味がないということですから。
メールマガジンの内容
あなたがメールマガジンに書くべき内容は、あなたの専門テーマに関する情報です。
ペルソナの悩みを解決する専門家としての情報発信をします。
自分軸をブラさずに、専門家ブログと情報の整合性をもちましょう。
そしてあなたのメルマガの読者はどうやってメルマガを読むようになったのかを思い出してください。
あなたのメルマガの読者は、あなたの専門テーマに興味・関心があって無料のプレゼントと受け取った人がほとんどです。
専門テーマに関する情報、悩みを解決する、役に立つ情報を書きましょう。
専門テーマに関係ない内容を書いていると、どんどん購読解除されることになってしまいます。
これではせっかく集めた見込み客リストも意味のないものになってしまいます。
読まれるメールマガジンを書くコツ
メールマガジンの構成と内容が決まったら、メールマガジンを書いていきます。
読まれるメールマガジンを書くコツを3つ紹介します。
- ひとつのメールにひとつのメッセージ
- ひとりのペルソナに語りかける
- 反応をとる工夫をする
ひとつのメールにひとつのメッセージ
ひとつのメールには基本、ひとつのメッセージをいれるようにします。
1通のメール内で伝えるメッセージがたくさんあると内容がボケますので、メッセージはひとつにした方が効果的です。
伝えたいことがいくつもあるときは、複数回のメールに分けましょう。
シンプルに伝えたいことを読みやすく書くことが大切です。
ひとりのペルソナに語りかける
メールマガジンを書くときには、ひとりのペルソナに語りかけるように書きます。
メルマガは極めてプライベート感の高いチャネルです。
その特性を活かしてたったひとりの「あなた」に語りかけるように書きましょう。
ブログは誰でも入れる専門店、メールマガジンはお得意様の担当セールスのようなもの。
ひとりのペルソナに向けてプライベート感の高い情報を、専門家として発信します。
反応をとる工夫をする
メールマガジンの最終目的は、読者に読んで行動してもらうこととです。
読者がメルマガを読んで反応したくなるような文章を書きましょう。
プライベート感をだす、親近感をだす、リアル感をだす、信頼感をだす、人間力をだすことを意識しましょう。
そのうえで投げかけたり、質問したりすることで読者の行動をうながします。
常に読者が反応したくなるような文章を心がけましょう。
到達率・開封率・精読率
ところで配信したメールマガジンは読んでもらっているのでしょうか?
どんなに役に立つ気持ちの入ったメールを配信しても読んでなければ意味がありません。
読者が実際に読んでいるのかを考える時に頭に入れておくと良いことがあります。
到達率、開封率、精読率です。
まず到達率とは、読者のメールの受信トレイに到達しているかということです。
メールを配信したからといって、必ず読者さんに届くとは限りません。
「迷惑メールフォルダ」に入ってしまうことがあります。
開封率とは受信ボックスに届いたメールを開けてくれる確率です。
開封率はあなたのブランドが確立されてきて信頼感が出てくれば高まっていきます。
その上で件名が開封率を高めるポイントになります。
やっとメールマガジンが無事に受信トレイに届いて開いてくれました。
このポイントで最後の関門になるのが精読率です。
貴重な時間を使って読んで、クリックしたり、反応したり、実際にじっくりと読んでくれている読者さんの割合が精読率。
いくら見かけの読者数だけが増えても、そのほとんどが実際には読まない人であれば、読者数には意味がありません。
大切なのは、じっくり読んでくれる真の読者です。
精読率をあげるということを意識して見込み客リストを集め、メルマガを書きましょう。
メールマガジンの始め方
メールマガジンを始めるには、メールマガジン配信スタンドが必要です。
メールマガジン配信スタンドとは、メルマガを配信するシステムのこと。
メールアドレスを登録してもらう登録フォームを作成したり、自動送信メールをつくったり、メールを書いて配信したり保管したり、メールマガジン配信にかかわる作業をできる仕組みです。
メールマガジン配信スタンドには、無料のものから有料のもの、機能も様々あります。
いろいろな会社が提供していているので、メールマガジンの初心者の方にとってはメルマガ配信スタンドを選ぶのは結構難しいかもしれません。
どんなことをしたいのかメルマガ配信の目的にもよりますが、メルマガ配信をビジネスでやりたいのであれば、マイスピーがおすすめです。
登録フォーム作成やメルマガ配信はもちろんですが、ステップメールやショッピングカート機能、会員サイトまでオールインワンでつくれてしまいます。
ただし会員サイト機能などは、スタンダードプラン以上になりますので、詳しくは以下のプラン一覧で確認してください。
まとめ|メールマガジンの構成と内容を初心者向けに解説
メールマガジンを書くときの構成は以下のようになります。
- 件名
- オープニング
- 本文
- フッター
- 配信解除
そして、あなたがメールマガジンに書くべき内容は、あなたの専門テーマに関する情報です。
ペルソナの悩みを解決する専門家としての情報発信をします。
専門テーマに関する情報、悩みを解決する、役に立つ情報を書きましょう。
メールマガジンの特性をいかして、たったひとりの「あなた」にプライベート感の高い情報を提供して、行動してもらいます。
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