PASONAの法則とは?PASONAの法則で行動をうながす方法

PASONAの法則

PASONAの法則をご存じですか?

PASONAの法則とは、読み手の行動をうながす文章を書く方法です。

PASONAの法則を応用して、記事を書くこともできます。

  • PASONAの法則とは何?
  • PASONAの法則は、どんな場面に使うのか?
  • PASONAの法則のテンプレートや例文を知りたい

この記事では、PASONAの法則と使って、行動をうながす文章を書く方法を解説します。

目次

PASONAの法則とは?

PASONAの法則とは、読み手の行動をうながす文章を書く型です。

PASONAの法則を使って文章を書くことで、読んだ人に行動をうながします。

資料のダウンロードをしてもらったり、商品やサービスを購入してもらったりといった、読んだ最後に行動をしてもらうための書き方。

PASONAの法則では文章を、PASONAの順番で組み立てます。

PASONAの法則
PASONAの法則
  • P: Problem ― 問題を提起する
  • A: Agitation ― 問題をあぶりだす
  • SO: Solution ― 解決策の紹介
  • N: Narrow down ― 限定と緊急
  • A: Action ― 行動を提案

P: Problem ― 問題を提起する

PASONAの法則は、問題を提起するところから始まります。

たとえば何かの商品やサービスを購入するという行動をうながしたい場合には、その商品やサービスで解決できる悩みごとや困りごといった問題を提起します。

レポートのダウンロードをうながす場合も、そのレポートを読むと解決するだろう問題や課題をはじめに伝えます。

問題提起することで、問題意識をもってもらうのです。

A: Agitation ― 問題をあぶりだす

問題を提起したら、次はその問題をあぶりだします。

その問題の本質は何か、どれほど深刻なのか、放っておくとどんな大変なことが起きるのかなどを書いていきます。

問題の深刻さに気がついてもらうのです。

SO: Solution ― 解決策の紹介

問題の深刻さに気がついてもらったら、解決策を紹介します。

ポイントは「解決するとどんな風になるのか」、解決したときの素晴らしさを想像してもらうこと。

その商品やサービスを使うことで得られる価値、ベネフィットを伝えます。

価値をつたえたうえで、商品やサービスの具体的な特徴を知らせます。

N: Narrow down ― 限定と緊急

問題の深刻さと、提案した商品やサービスをつかうと解決しそうだということを理解してもらいました。

でも人は。わかっていてもなかなか行動しないものです。

4つの「ない」があるといいます。

  • 読まない
  • 信じない
  • 行動しない
  • 今行動しない

そこで今行動しなければならない理由を提供します。

それが「限定」と「緊急」です。

「限定」は、何名様まで何個までというように、数をしめすことで行動してもらう方法。

「緊急」は、締め切りという時間を決めることで行動してもらう方法です。

A: Action ― 行動を提案

ここまで来たらあとは行動してもらうだけです。

でも油断してはいけません。

申し込み方法や購入方法がわからないと離れてしまいます。

クレジットカードで支払いたいけど、クレジットカードの支払いがないといったことも影響します。

しっかり申し込み方法や購入方法をしめして、すぐ下に「購入はこちら」、「いますぐダウンロード」といったクリックできるボタンを設置します。

こういった行動をおこさせるボタンやリンクのことを、CTA(Call To Action)といいます。

PASONAの法則はどんな場面に使うのか?

PASONAの法則とは、読み手の行動をうながす文章の書き方です。

資料のダウンロードをしてもらったり、商品やサービスを購入してもらったりといった、最後に行動をしてもらいたいときに使います。

具体的には、1枚に書かれたランディングページいわれるWebページや、ダウンロードしてもらうPDFなどで作ったレポート、読んだ後で行動してもらうメールマガジンの講座などで使います。

いずれも読んだ後に、行動してもらうことが目的です。

PASONAの法則はどんな場面に使うのか?

例えばランディングページの中で、商品やサービスと売ることに特化した1枚のWebページのことをセールスページといいます。

「購入」という行動をうながすセールスページにはPASONAの法則を使うことが多いです。

こんな風に1枚のWebページの上から下へとPASONAの法則にしたがって文章を組み立てていきます。

セールスページ

読み手が、上から下に読み進めていくことで、最後に商品を購入するように組み立てられたページです。

PASONAの法則のテンプレート

PASONAの法則を使って文章を書くときには、いきなり書かないで全体の構成を考えましょう。

PASONAの法則で文章構成を考えるためのテンプレートです。

PASONAの法則のテンプレート

どんな行動をしてもらうために、どんな問題提起をするか、その問題の深刻さをどのように表現するか、解決策を利用した場合には、どんな素晴らしいことがあるのかを熟考することが大切です。

そのうえで限定と緊急を追加して「今行動する」しかけをつくります。

構成の段階でよく考えておかないと、PASONAの法則で期待する文章がかけません。

文章の構成をしっかり考えることが大切です。

PASONAの法則の例文

実際にPASONAの法則をテンプレートにあてはめた例文をしめします。

これは、口臭を予防する「うがい液(洗口液)」を購入してもらうためにPASONAの法則を使った文章構成の例です。

ゴールは、うがい液(洗口液)の購入です。

PASONAの法則の例文
PASONAの法則の例文 - うがい液(洗口液)の購入
  • P: Problem ― 問題を提起する
    • 口臭は人間関係に影響し、人生にも影響を及ぼす(データあり)
  • A: Agitation ― 問題をあぶりだす
    • 口臭が原因で彼女を失った、離婚した例もあり放置しておくと人生が台無しに
    • 口臭で悩む人は多いです
  • SO: Solution ― 解決策の紹介
    • 口臭を気にしなくて良いと話がはずみ人に好かれる
    • 口臭のもとをうがいするだけで消すことができるうがい液があり、効果抜群!
  • N: Narrow down ― 限定と緊急
    • お得感:今、買うとマウスケアガイドがついてきます!
    • 限定:先着100名様に限り10%ディスカウント!
    • 緊急:お申し込みは●月●日まで!お早めに!
  • A: Action ― 行動を提案
    • このボタンをクリックするだけで購入できます

PASONAの法則を読者の気持ちになって考える

PASONAの法則をつかって文章を書くには、読み手の気持ちになって構成を考えるとイメージがわきます。

P: Problem ― 問題を提起する

まずはPASONAの法則のはじめは、問題を提起するところで読み手にどういう気持ちになってもらいたいでしょうか?

ここでは、読んでこんな風に感じてもらいたいですね。

お、私が最近気になっていることだ!

A: Agitation ― 問題をあぶりだす

問題を自分のことと思ってもらったら、問題の本質は何なのか、どれほど深刻なのか、放っておくとどんな大変なことが起きるかを感じてもらいます。

うわああ、これは大変だな!

SO: Solution ― 解決策の紹介

問題の深刻さに気がついてもらったら、解決策を紹介して、解決したときの素晴らしさをイメージしてもらいます。

その商品やサービスを使うことで得られる価値、ベネフィットを伝えます。

これ、いいね!欲しいなあ

N: Narrow down ― 限定と緊急

「この商品いいね」、「欲しいな」と思っても行動におこさないことも多いです。

べつに後でいいか?

ここで行動するように、背中をおしてあげます。

まず「お得感」をすこしプラス。

「マウスケアガイド」って、どんな内容かな?

そして「限定」で、希少性を感じてもらいます。

どうせ買うなら先着100名にはいるべきだな!

そして「緊急」で今すぐ行動してもらいます。

忘れるといけないから今、買っておこう!

A: Action ― 行動を提案

気持ちが変わらないうちに、申し込み方法や購入方法と、CTA(Call To Action)「購入はこちら」のボタンをクリックしてもらいましょう。

注文完了!

まとめ:PASONAの法則で行動をうながす方法

PASONAの法則とは、読み手の行動をうながす文章を書く方法です。

PASONAの法則では文章を、PASONAの順番で組み立てます。

PASONAの法則
PASONAの法則
  • P: Problem ― 問題を提起する
  • A: Agitation ― 問題をあぶりだす
  • SO: Solution ― 解決策の紹介
  • N: Narrow down ― 限定と緊急
  • A: Action ― 行動を提案

資料のダウンロードをしてもらったり、商品やサービスを購入してもらったりといった、最後に行動をしてもらいたいときにPASONAの法則を使います。

そしてPASONAの法則を使って文章を書くときには、いきなり書かないで全体の構成を考えましょう。

どんな行動をしてもらうために、どんな問題提起をするか、その問題の深刻さをどのように表現するか、解決策を利用した場合には、どんな素晴らしいことがあるのかをよく考えることが大切です。

読み手の気持ちになって構成を考えるとイメージがわきますよ。

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