年金はいくらもらえるのか?もらえる年金の金額を確認する3つの方法

年金はいくらもらえるのか

年金はいくらもらえるのか?

人生100年時代は、長く生きることができるという喜びを与えると同時に、老後資金はもつのかといった不安も与えているようです。

人生100年時代は無理だ、人生100年時代の生き方はどうなるのか?

そんな不安を持ってしまうのは、当然かもしれません。

そんな時に、まず考えるのが年金のこと。

年金はいくらもらえるのか?

50代は年金のこと、老後のことが気になってくる年代でもあります。

KOHEI

私も、気になっていました。!

目次

年金がいくらもらえるかは人によって違う

「年金がいくらもらえるかは、人によって違う」

会社員なのか自営業者なのか、会社員なら何年いくら納付したのかで異なります。

そんなことわかっていると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうなのです。

ご参考までに、厚生労働省の平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、年金の平均の受給額は、国民年金がおよそ5.6万円、厚生年金がおよそ14.4万円だそうです。
(ソース:令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

でも平均というのは結構怪しいです。

ネットで年金がいくらもらえるか検索しても、参考になるとは思いますが、自分のケースとは異なるかもしれません。

異なることがほとんどでしょう。

人生後半戦の資金の柱ともいえる年金の金額を平均で考えるのはとても危険です。

そういうわけで、自分の年金がいくらなのかは、特に50代になったらしっかり確認しましょう。

年金はいくらもらえるのか?もらえる年金の金額を正確に確認する3つの方法を先にお伝えします。

自分の年金を確認する方法
  • ねんきん定期便
  • ねんきんネット
  • 日本年金機構の窓口相談

この3つを活用することで、最新のあなたの年金に関する情報をしることができます。

年金とあわせて考えたいこと

そして年金は多くの人にとって老後資金の柱ですが、すべてではありません。

年金のことを考える際には、あわせて次のことも考えるほうが良いです。

  • 何歳まで働くのか?どのように働くのか?
  • 何歳から年金を受け取るのか?
  • 定年後60歳からの人生設計はどのように考えているか

何歳まで働くのか、どのように働くのか?

できるだけ長く働くことは、老後の資金に大きなプラスの影響を与えます。

長く働くことで給与というフロー収入を増やすことと、無職となって資産を取り崩すだろう期間を短くできるという2つの側面があります。

そして大切なのは、どのように働くのか?

いくら老後資金が必要だからといって、人生後半戦も我慢の辛い生き方では何のための人生かと考えてしまうでしょう。

ストレスいっぱいで働くことは健康にもよくありません。

会社員として60歳の定年まで勤めあげ、再雇用制度をつかって働くことも選択肢です。

パソコンひとつで、自分ひとりで、自宅で起業するのも選択肢です。

長く働くのがベストですが、どう働くのか、働き方も大切です。

「働くこと=厳しいこと=辛いこと=我慢」ではなく、「働くこと=好きなこと=ワクワクすること=生きがい」にしましょう。

何歳から年金を受け取るのか?

いつまで働くか、どのように働くかがわかってくると、何歳から年金を受け取るべきかがわかってきます。

例えば会社員で働いてきた人が60歳定年時に再雇用制度を選ばずに、自分の経験を生かしてひとり起業する。

そうすれば健康で自分が働きたいと思うまで、いつまでだって働けます。

もう会社も定年は関係ありませんし、自分ですべてを決められるので楽しいのです。

楽しく働けるから長く働ける、長く働くから老後資金の心配も軽くなってくる。

こうなってくると「年金の受給開始年齢を繰り下げる」という選択肢も視野に入ってきます。

70歳まで伸ばすと65歳からもらう金額の142%となり、さらに75歳まで伸ばすと184%にアップします。

このアップは大きいですね。

しかも年金受給の繰り下げは、「何歳から繰り下げる」と前もって宣言しなくてよくて、必要になったタイミングで需給の申請をすればよいので、自分の収入をみながら決めていけます。

50代後半まであるいは、60歳定年までサラリーマンとして厚生年金に加入し、その後にひとり起業することには、ほかにもメリットがあります。

それは厚生年金という受給額の大きい年金に長年入っているので、その年金を受け取れる。

且つ、ひとり社長として収入も受け取れるということです。

さらにひとり社長は、サラリーマンのように税金を源泉徴収で天引きされるのではなく、法人として税金が天引きされる前に経費が使えるため、サラリーマンの年収とひとり社長の年商が同じとしても、実質的に自由になるお金が大きくなる。

税金はしっかり納めなくてはいけませんが、サラリーマンの税負担はやはり大きい。

KOHEI

給与が上がっても、手取りがあまり上がらないのがサラリーマン!

今まで長年サラリーマンとして働いてきて社会保険料を払ってきた50代は、60歳定年で退職金をいただき、60歳からはひとり起業してひとり社長として稼ぎ働きつづける。

そして65歳になったら厚生年金を受け取りながら、さらに働けるかでワクワク働く。

それは、高齢化で労働力がへっている社会のためにもなります。

こういった働き方生き方がベストだと思うわけです。

年金の受給開始年連に関して、少し気になることがあります。

それは、高年齢者雇用安定法が2021年4月1日に改定されたことに関係します。

この改定により労働者を60歳まで雇用していた会社は、以下のいずれかの措置を取る努力義務が課せられました。

高年齢者雇用安定法が2021年4月1日に改定のポイント
  1. 70歳までの定年引上げ
  2. 定年制そのものを廃止
  3. 70歳までの継続雇用制度の導入
  4. 70歳までに継続的に、業務委託契約を締結する制度の導入
  5. 70歳までに継続的に、事業者が自ら実施する社会貢献事業、あるいは事業者が委託・出資等をする団体が行う社会貢献事業に従事できる制度の導入

この改定は、簡単にいえば企業に対して「70歳に定年を引き上げるか」、「70歳まで再雇用をひきあげるか」、あるいは「70歳まで自分たちではたらけるようにサポートするか」をしなさいといっているのです。

これは年金受給開始年齢70歳移行への布石ともいえます。

年金を65歳からもらえるのも、怪しくなってきました。

自分の場合は、年金はいくらもらえるのか?いつからもらえるのか?を確認する必要があります。

定年後60歳からの人生設計はどのように考えているか

何歳まで働くのか?どのように働くのか?

何歳から年金を受け取るのか?

これらを考えることはつまり、定年後60歳からの人生後半戦の人選設計をすることです。

老後資金を考えることは、働き方を考えること、生き方を考えること、人間関係を考えること、健康でいること。

全てがつながってきます。

そして人生設計の核になるのは、「60歳定年後の働き方」です。

年金はいくらもらえるのか?を知るための3つの方法

年金がいくらもらえるかを考える際には、いつまで働くのか、いつから年金をもらうのか、そして人生設計をすることが大切です。

そして年金がいくらもらえるかは、人によって異なります。

そして金額も毎年少しずつ変化しています。

自分は年金をいくらもらえるのかを、しっかりと理解することがとても大切です。

自分が受け取れる年金の額を確認する3つの方法を紹介します。

自分の年金を確認する方法
  • ねんきん定期便
  • ねんきんネット
  • 日本年金機構の窓口相談

ねんきん定期便

ねんきん定期便とは、社会保険庁が2009年4月からはじめた公的年金の保険料納付実績や将来受給できる年金額の見込みなど知らせてくれるハガキです。

毎年誕生日の月に送られてきますが、今まではなんとなく見ていたのではないでしょうか。

年金定期便(表)
年金定期便(表)

この裏面の、赤枠で囲った部分が、ご自身がうけとる「年金見込額」です。

ここをしっかりとチェックしましょう。

年金定期便(裏)
年金定期便(裏)

年金定期便は毎年送られてきますが、50代になると40代の時とは違って「これまでに応じた年金額」ではなく、「年金見込額」になります。

この意味は、「60歳まで現在の年収で保険料を支払い続けた場合の見込額」ということで、よりリアルな額になっているということです。

以下の赤枠のように、50代からは「年金見込額」にかわるのです。

しっかりチェックしましょう。

ねんきん定期便
ソース:日本年金機構

ねんきんネット

自分が受け取れる年金の額を確認する方法の2つ目は「ねんきんネット」です。

ねんきんネット
ねんきんネット

「ねんきん定期便」は年に1回のハガキでしたが、「ねんきんネット」では、いつで年金額を確認したり、最新の情報を受け取ったり、年金額をシミュレーションしたりできて便利です。

そして「ねんきんネット」を使うためには新規登録が必要です。

登録方法を紹介します。

ねんきんネットの登録方法

ねんきんネットの登録の際に必要となるのが、アクセスキーというユーザーIDを取得する際に使用する17桁の番号です。

このアクセスキーは毎年届く「ねんきん定期便」に記載されていますが、有効期限は3か月です。

アクセスキーがない場合には、あらたに申し込みの手続きをして、ユーザーIDをハガキで受け取ることになります。

以下に、アクセスキーがある場合とアクセスキーがない場合の登録方法のリンクをおきますので、参考にしてください。

アクセスキーがある場合

アクセスキーがない場合

マイナポータルから年金を確認する

マイナーバーカードをお持ちの方は、「マイナポータル」からねんきんネットに連携してログインすることができます。

わたしはこの方法で使っています。

「マイナポータル」にアクセス。

https://myna.go.jp/

下にスクロースして、以下の赤枠の「年金記録・見込額を見る(ねんきんネット)」をクリック

マイナポータル

以下の赤枠「利用者登録/ログインして使う」をクリック

「利用者登録/ログインして使う」

今までマイナポータルにログインしたことがある人は、ログインします。

初めての方「利用者登録」をクリックして、あとは指示に従ってすすめましょう。

マイナンバーカートとアプリで2次元バーコードを読み込む際は、スマートフォンが必要になります。

年金シミュレーション

ねんきんネットでは、年金のシミュレーションができます。

年金シミュレーションでは、何歳まで働いて保険料を支払うか、何歳から年金をうけとるかといった前提条件をいれて100歳までのシミュレーションを棒グラフでみることができます。

こんな感じです。

年金のシミュレーション

さすが人生100年時代ですね。

KOHEI

年金をもらいはじめてから35年!どんな人生になるのか!

この年金シミュレーションは、ねんきんネットのメニューバーの赤枠で囲った「将来の年金額を試算する」から行うことができます。

ねんきんネット

ここから「かんたん資産」、「詳細な条件で資産」などの年金シミュレーションが行えます。

また前提条件を入れた試算は、保存することもできます。

年金試算

日本年金機構の窓口相談

日本年金機構には窓口カウンターがあります。

全国にある年金機構の窓口で相談するのも良いと思います。

年金がいくらもらえるかは、今までの働き方や、加入年数など人によって違うので、個別の相談を対面で行うと、年金のこと自分の場合などが、よく理解できるでしょう。

以下から窓口を確認できます。

日本年金機構相談窓口

ご自身のお近くの窓口に予約をしていきましょう。

KOHEI

人気があるようなので、待つかもしれません。

また日本年金機構のトップページには、「相談チャット総合窓口」というチャットサービスもあります。

チャット

【まとめ】年金はいくらもらえるのか?もらえる年金の金額を確認する

年金がいくらもらえるか?いつからもらえるか?は人によって異なるので、50代になったら自分の年金を確認しましょう。

年金はいくらもらえるのか?もらえる年金の金額を正確に確認するには以下を利用しましょう。

自分の年金を確認する方法
  • ねんきん定期便
  • ねんきんネット
  • 日本年金機構の窓口相談

中でも「ねんきんネット」は、年金額の確認はもちろん、将来の年金シミュレーションもできるので、おすすめです。

マイナンバーカードがあれば、連携してねんきんネットにログインも可能です。

そして、年金のことを考える際には、あわせて次のことも考えることをお勧めします。

  • 何歳まで働くのか?どのように働くのか?
  • 何歳から年金を受け取るのか?
  • 定年後60歳からの人生設計はどのように考えているか

年金を考える際は、働き方や人生設計もセットで考えましょう。

今まで長年サラリーマンとして働いてきて天引きで多額の税金を払ってきた50代は、60歳定年で退職金をいただき、60歳からはひとり起業してひとり社長として稼ぎ働きつづける。

そして65歳になったら厚生年金を受け取りながら、さらに働けるかでワクワク働く。

こういった素晴らしい働き方もあります。

KOHEI

自分の年金額を確認しましょう!

動画で見る|もらえる年金の金額を確認する3つの方法

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