ブログの記事の見出しは、記事の構成を組み立てるのに大切です。
見出しを上手に使うことで、読みやすい記事を書くことができます。
また見出しは記事の目次にもなるので、読者が記事全体の内容をスムーズにつかむこともできますね。
- ブログの記事の見出しとは?どこの部分?
- 記事の見出しの上手な使い方は?
- 記事の見出しを作り方や書き方はどうすればよいのか?
この記事では、記事の見出しの上手な使い方、作り方、書き方を解説します。
ブログの記事の見出しとは?
ブログの記事の見出しとは、記事の内容をあらわす項目のこと。
ブログの記事の中で、見出しは下の図の矢印の部分のように表示されます。
記事を書くときに、まず見出しから考えることで、論理的で読みやすい記事を書くことができます。
ブログの記事は、大きく7つの部分で構成されています。
ブログの記事構成について詳しくは、以下の記事を参照してください。
WordPressブログの見出しにはH2からH6がある
WordPressで作ったブログの場合には、記事の見出しはH2からH6まで選ぶことができます。
H2の見出しが最も大きな項目で、H3、H4、H5、H6の順で小さい項目になっていきます。
記事の見出しのデザインや見え方は、使っているWordPressのテーマによって異なりますが、見出しにはH2からH6があるという点は、どのテーマを使っても同じです。
私はSWELLというWordPressのテーマを使っていますが、SWELLテーマの場合のH2からH6の見出しの見え方は以下のようになります。
H2が一番目立って、H3、H4と項目が小さくなるにつれて見出しが小さくなっていきます。
実際に記事を書く場合には、H2からH4を使います。
記事の内容を細かく分けすぎると読みにくくなってしまうので、H5とH6は使わないほうが良いでしょう。
WordPressを使った記事の書き方について詳しく知りたい方は、以下の記事を参照してください。
ブログの記事の見出しの使い方
見出しは記事の構成を組み立てるのに、とても重要な役割をします。
下の図のように、まずH1の記事タイトル、続いてリード文があって最初のH2見出しがきます。
本文は見出しを使って構成し、最後の見出しが「まとめ」になります。
見出しを使って論理的に記事を組み立てましょう。
またWebの読者は、多くの場合が検索結果から記事にやってきて、上から記事を読んでいきます。
そのためにブログの記事を書く場合には、結論を先に書くということが大切になってきます。
最初の見出しに結論を書くようにします。
またWordPressの多くのテーマでは、目次が自動生成されます。
H2とH3見出しは目次にも反映されるので、H2とH3見出しだけを読んで記事の内容を大枠でつかめるように見出しを使うと読みやすい記事ができます。
ブログの記事の見出しの作り方
ここからは、ブログの記事構成のフレームワーク、骨組みを解説します。
記事構成のフレームワークを組み立てるときにも見出しが大切になります。
見出しの作り方①PREP法の場合
まずはPREP法というフレームワークを使って記事の構成を組み立てた場合です。
PREP法では、POINT(結論)→REASON(理由)→EXAMPLE(具体例)→POINT(結論)の順で文章をかきます。
- POINT - 結論:質問に対する答え
- REASON - 理由:その理由
- EXAMPLE - 事例:理由を裏づけるもの
- POINT - 結論:答えとまとめ
PREP法を見出しにあてはめると、以下のようになります。
POINT(結論)→REASON(理由)→EXAMPLE(具体例)→POINT(結論)のそれぞれにH2見出しを使って見出しを作ります。
PREP法の理由(REASON)や具体例(EXAMPLE)などを複数いれることで、記事を膨らませることもできます。
この場合には、H2の理由の下に、H3を使って2つの理由を組み込むようにすると上手に記事を組み立てることができますね。
PERP法について、PREP法を使って記事を書く方法について詳しくは、以下の記事を参照してください。
見出しの作り方②SDS法の場合
2つめのフレームワークは、SDS法です。
SDS法は、ニュースや商品説明などの記事に向いているフレームワーク。
SDS法は、Summary(要点)→Detail(詳細)→Summary(要点)の順で文章を組み立てます。
- Summary ― 要点:記事で伝えたい概要、ポイントを書く
- Detail ― 詳細:具体的な内容
- Summary ― 要点:全体のまとめ
SDS法を見出しにあてはめると、以下のようになります。
Summary(要点)→Detail(詳細)→Summary(要点)のそれぞれにH2見出しを使って見出しを作ります。
SDS法について、SDS法を使って記事を書く方法について詳しくは、以下の記事を参照してください。
見出しの作り方③PASONAの法則の場合
PASONAの法則という、読み手の行動をうながす文章の書き方にも見出しをつかいます。
PASONAの法則は、資料のダウンロードをしてもらったり、商品やサービスを購入してもらったりといった、最後に行動をしてもらいたいときに使います。
具体的には、1枚に書かれたランディングページいわれるWebページです。
ランディングページについて詳しくは、以下の記事を参照してください。
PASONAの法則では文章を、PASONAの順番で組み立てます。
- P: Problem ― 問題を提起する
- A: Agitation ― 問題をあぶりだす
- SO: Solution ― 解決策の紹介
- N: Narrow down ― 限定と緊急
- A: Action ― 行動を提案
PASONAの法則を見出しにあてはめると、以下のようになります。
Problem(問題を提起)→Agitation(あぶりだし)→Solution(解決策の紹介)→Narrow down(限定と緊急)→Action(行動を提案)のそれぞれにH2見出しを使って見出しを作ります。
PASONAの法則について、PASONAの法則を使って記事を書く方法について詳しくは、以下の記事を参照してください。
見出しの作り方④方法や種類の場合
次は、項目を列挙するタイプの記事のフレームワークです。
「〇〇の方法」といった、いくつかの方法を説明する記事を書くとしましょう。
この場合には、リード文に続く初めのH2見出しで方法の全体像を書きます。
その後に、それぞれの方法をH2見出しでつくり、最後にまとめで締めくくります。
このフレームワークを使って「読みやすい記事を書く方法」という記事を書きます。
この場合の、H2見出しは以下のようになります。
- 読みやすい記事を書く方法には3つあります
- 方法①PREP法
- 方法②SDS法
- 方法③PASONAの法則
- 読みやすい記事を書く方法のまとめ
このように整理すると、記事が読みやすくなります。
見出しの作り方⑤手順やストーリーの場合
手順やストーリーなどの順番がある記事を書く場合のフレームワークです。
「〇〇をつくる手順」といった、やり方を順番に説明する記事を書くとしましょう。
この場合には、リード文に続く初めのH2見出しで手順の全体像を書きます。
その後に、各手順をH2見出しでつくり、最後にまとめで締めくくります。
手順を書いた各見出しは、「手順①、手順②、手順③」とか、「ステップ①、ステップ②、ステップ③」といった書き方をすると、より分かりやすくなります。
見出しの作り方⑥方法と手順の組合せの場合
方法を列挙するタイプの記事の構成と、手順を説明するタイプの記事の構成を組みあわせることもできます。
以下は、方法を説明するタイプに手順を説明するタイプを組み込んだ例です。
また「読みやすい記事を書く方法」という記事を書く場合を例にします。
この場合はH2、H3、H4見出しを使っていきます。
- H2: 読みやすい記事を書く方法には3つあります
- H2:方法①PREP法
- H3:PREP法の書き方
- H3:PREP法で書く手順
- H4:PREP法で書く手順①
- H4:PREP法で書く手順②
- H4:PREP法で書く手順③
- H2:方法②SDS法
- H3:SDS法の書き方
- H3: SDS法を書く手順
- H4:SDS法で書く手順①
- H4:SDS法で書く手順②
- H4:SDS法で書く手順③
- H2:方法③PASONAの法則
- H3:PASONAの法則を使った書き方
- H3: PASONAの法則を使って書く手順
- H4:PASONAの法則を使って書く手順①
- H4:PASONAの法則を使って書く手順②
- H4:PASONAの法則を使って書く手順③
- H2: 読みやすい記事を書く方法のまとめ
こういったフレームワークを覚えておくと記事を書きやすくなります。
ただあまり長い記事は読みにくい場合もあるので、記事を分割することも検討しましょう。
ブログの記事の見出しの書き方のポイント2つ
見出しを上手に使っての構成を決めたら、見出しを書きます。
見出しの書き方には、ポイントがあります。
見出しの書き方のポイント:①キーワードを入れる
記事の構成を考えるときには、読者が何かを知りたくてキーワードで検索をして検索結果から記事にくるということを前提にします。
図で表すと以下のようになります。
読者が検索するのに使うキーワードをいれた記事タイトルをつくる、見出しにも関連キーワードをいれて組み立てるのがポイントです。
SEO(検索エンジン対策)のために見出しには関連キーワードを入れましょう。
H2見出しには関連キーワードを必ず入れます。
H3見出しには、自然な感じで入れることができたら入れます。
ただし読み手の役に立つ読みやすい記事を書くのが最重要なので、H3見出しを使いすぎたり、無理やりキーワードを入れ込んで不自然な文章になったりするのは避けましょう。
キーワードの選び方について詳しくは、以下の記事を参照してください。
見出しの書き方のポイント:②レベルをあわせる
見出しを書く場合には、それぞれの見出しのレベルをあわせます。
料理の種類について書いた記事があるとします。
以下の見出しの例では、「すし」だけレベルが違うのがわかるでしょうか。
「すし」は和食の中のひとつの種類ですね。
見出しを書く際にはH2見出しはH2の見出しと、H3見出しはH3見出しと、見出しのレベルをあわせるようにしましょう。
まとめ|ブログの記事の見出しの使い方と作り方と書き方
ブログの記事の見出しは、記事の構成を組み立てるのに大切です。
見出しを上手に使うことで、読みやすい記事を書くことができます。
見出しを使って論理的に記事を組み立てましょう。
記事の構成を決めたらキーワードをいれて見出しを書きます。
見出しを上手に使うと、記事タイトル→リード文→本文→まとめとスムーズに流れる読みやすい記事を書くことができます。
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