定年後の働き方【図解】50代で考える定年後の働き方5つのタイプ

定年後の働き方

50代になると60歳定年が近づいてきます。

役職定年、早期退職、理不尽な配置換えや降格など、何かと自信をなくすようなことが起きるのも50代です。

昭和生まれのバブル世代は、終身雇用と年功序列の流れの中でサラリーマン人生を送ってきた日本的な働き方の最後の世代。

人生100年時代は、1社で勤めあげて定年を迎え、あとは年金で悠々自適の生活は無理です。

そして会社にずっと依存することは、実は大きなリスクです。

流れにまかせて定年後は再雇用制度を利用して、同じ会社で働くと後悔するかもしれません。

実は定年後の働き方にも、いろいろなタイプがあります。

50代のうちに60歳定年後の働き方を考え始めましょう。

目次

定年後の働き方の種類

もしあなたがずっとサラリーマンをやってきたなら、会社に属して働くということ以外の働き方をなかなか想像できないかもしれませんが、働き方にはいろいろな種類があります。

人生100年時代は、ひとつの働き方にこだわらないパラレルワーカーという働き方が普通になってきます。

二足のわらじ三足のわらじをはいて、複数の収入源をもって働くこともできます。

60歳定年は、人生後半戦の生き方をきめる大切なチャンスです。

チャンスを生かすためには、50代で働き方の種類を理解して自分にあった選択をするべきです。

定年後の働き方の種類を5つのタイプに分けて解説します。

定年後の働き方5つのタイプ
定年後の働き方5つのタイプ
  • ひとり独立
  • 起業
  • 投資型独立
  • 業務委託型独立
  • 会社員継続

正しい選択ができるように、働き方をタイプ別にみていきましょう。

定年後の働き方タイプ①ひとり独立

まずはひとり独立タイプ。

ひとり独立

会社に属さずに、ひとりで働くタイプです。

ひとりで会社をつくってひとり社長になることもできますし、個人事業主として働くこともできます。

50代や60代となると、いろいろな専門知識をもっているはず。

その今まで培ってきた経験と知識をブラッシュアップして、サポートが必要とする人にコンサルティングやコーチなどという方法で提供することもできます。

中小企業診断士、弁護士や税理士などの士業といわれる先生業や、セラピストやコーディネーター、カメラマン、WEBライターといったフリーランスもこのタイプです。

このタイプは、自分の好きなことや強みを軸にしてサービスを提供することができます。

自分がすべての責任をもって、自分で決めるので当然やりがいもできますね。

また何かに困っている人や助けが必要な人のサポートを提供した対価をいただく働き方なので、感謝されて働くことができるのも特徴です。

そしてひとり独立タイプの中のひとつの形態が、私が実践し提唱しているKANBLOです。

KANBLOとはブログを基盤としてサービスを提供するタイプの働き方です。

50代60代といったアラウンド還暦にの人たちが、今までの知識と経験を生かしてブログを基盤に情報発信をすることでビジネスをする。

何かを探している人に選ぶための正しい情報を提供するアフィリエイトをすることもできます、自分のもっているスキルやコンテンツを商品として販売したり提供したりすることもできます。

KANBLOタイプの特徴は、なんといっても「パソコンひとつ、自分ひとり、自宅で稼ぐことができる」ことです。

インターネットが発達して、リモートワークが当たり前になった今だからこそできる、人生100年時代の新しい働き方。

大きな初期投資で今までやっと貯めてきた貯蓄を失うリスクもありません。

自分ひとりで、自宅でできるので長く働けます。

知識も経験もある今まで会社の中で働いてきたサラリーマンが、時間や場所にとらわれず自宅で長く働けるベストな働き方だといえます。

KOHEI

一緒にKANBLOしませんか!

定年後の働き方タイプ②起業

ここでいうベンチャー起業とは、新しい独自のアイデアや技術をもとにしてビジネスモデルをつくりあげて会社を立ち上げるタイプの起業です。

ベンチャー起業

社会にニーズがある独自アイデアがあれば、50代や定年でベンチャー起業をすることも可能です。

ライフネット生命を60歳で立ち上げた出口さんのような方もいます。

そしてM&A起業は、後継者がいないような小さな会社を買って社長になるタイプの起業です。

すでにあるビジネスを引き継ぐのであれば、顧客もいますし上手くいくかもしれません。

ベンチャー企業とM&A企業など、起業タイプの働き方は成功すれば人生後半戦も輝くでしょう。

でもこの起業タイプの働き方の大きな難点は、初期投資が大きくかかるということです。

定年でチャレンジして失敗すると挽回が非常に難しくなります。

50代が定年後の働き方として選択するにはリスクがすぎます。

定年後の働き方タイプ③投資型独立

このタイプには2つあります。

コンビニや飲食店などに加盟してビジネスをたちあげるFC独立(フランチャイズ独立)と自分の好きなことや得意なことを活かしてお店をひらいたり、作物つくったりといった人生の楽園タイプの独立です。

投資型独立

まずFC独立ですが、すでにノウハウのあるビジネスの加盟店になるので未経験でもチャレンジできる安心感はあるかもしれません。

ただ保証金や設備投資など開業の際に大きなお金が必要になりますし、ロイヤリティという対価を毎月払うことになるので資金面でのリスクは高くなります。

また本部のマニュアル通りに運営しなければならないので自由度はあまりないでしょう。

またアルバイトを雇ったりする場合は、その管理も負担になってきますし、FC独立は定年後の働き方の選択としては疑問です。

人生の楽園は、テレビ朝日系列で放映している「人生の楽園」という番組で紹介しているタイプの独立です。

田舎に移住して、カフェを営んだり、農家になったり、木工の工房をはじめたりといった人生後半戦の働き方です。

人生の楽園タイプの働き方は、自分がやりたいと思った好きなことではじめるわけですから、定年後の働き方としては良いと思います。

ただ移住したり、店を構えたりと、一定の投資は必要になります。

定年後の働き方タイプ④業務委託型独立

4つめの働き方は、業務委託型独立です。

業務委託型独立

人生100年時代70歳定年時代を見据えて、高年齢者雇用安定法、通称「70歳就業確保法」が2021年4月1日に改定されました。

この改定では、いままでの①定年延長、②定年廃止、③再雇用制度の導入という選択肢のほかに、「④70歳までに継続的に、業務委託契約を締結する制度の導入」がありました。

これは60歳定年で退職した後は個人事業主等として独立し、契約社員として雇われて働くのでではなく業務委託契約を結んで働くという制度です。

業務はそのままでも雇用されるということではないので、新しい働き方といえます。

今までの業務を業務委託という形式で請け負って働くので、自由度もでますし自分で稼ぐという喜びを感じることができるでしょう。

健康機器大手の「タニタ」などがこういった制度を導入し始めていますが、企業にとっても働く個人にとってもメリットがあるこういった制度は増えていくと思います。

もしあなたが運よくこういった会社に勤めていて、60歳定年を迎えたら個人事業主として業務委託型独立をするのは賢い選択ともいえます。

そして今までいた会社か業務をうけるタイプの個人事業主をさらにすすめたのがIC(インディペンデント・コントラクター)という働き方です。

ICとは、ある専門性をベースにして複数の企業と結んで活動する「個人事業主」のことです。

インディペンデント・コントラクター協会という団体もあります。

たとえば初めは今までいた会社からの業務委託で働いていたなら、同じ業務をほかの会社からも引き受けることによって収入源を複数持つ。

そうすることで自分のビジネスを育てることもできますし、1つの会社に依存することのリスクをさげることができます。

自分で稼ぐわけですから、いつまで働くかは自分で決めることができる定年後の働き方としては非常に理にかなった働き方といえますね。

その業務が好きで人間関係は気にならないという人にはベスト定年後の働き方かもしれません。

定年後の働き方タイプ⑤会社員継続

そして定年後の働き方のタイプの最後は、会社員継続です。

会社員継続

今までサラリーマンとして働いてきた多くの人が、このタイプを選んでいるのが現状です。

このタイプには2つあります。

まずひとつめが転職です。

50代で新しい会社に転職するか、定年になってから新しい会社を探すか、人によってタイミングは違うでしょう。

新しい組織の中で新しいことにチャレンジできる転職は悪い選択ではないかもしれません。

ただその会社にあうかあわないかは行ってみないとわかりません。

KOHEI

私自身、50代で3回の転職を経験しています!

また転職の場合には、会社は変わるもののサラリーマンであることには変わりないので、収入源を1つの会社にたよることのリスクは変わらない。

移った会社でもいつまでも働けるわけではありませんので、いつまで働けるか?といった不安はつきまといます。

転職をするのであれば、定年後の会社に依存しない働き方を見据えた、スキルを得るための前向きの転職をお勧めします。

そして会社員継続の2つ目は、再雇用です。

60歳の定年でいったん退職して、同じ会社に1年契約の契約社員として再雇用してもらう働き方です。

再雇用の場合には、たとえやる業務が同じだとしても給与が大幅にさがりモチベーションを下げる人が多くなります。

また再雇用で60歳まで働いても65歳を超えて働きたい、働く必要がある場合には、65歳でまた仕事をさがさなければなりません。

70歳定年の時代には、60歳で再雇用、65歳で再再雇用になるのかも。

KOHEI

70歳まで再雇用で働くのは厳しい!

収入源を1つの会社にたよることのリスクはそのままで、収入は減ることになるわけですから、全体のリスクは一層高まります。

会社に左右される働き方をずっと続ける再雇用を選択することが、人生100年時代の定年後の働き方として良いのでしょうか?

ワクワクの働き方マトリクス(ワクワク度×自立度)

ここまで定年後の働き方を、5つのタイプ別にみてきました。

それぞれの働き方を、ワクワク度があるか、自立度があるかという視点でみたのが、ワクワクの働き方マトリクス(ワクワク度×自立度)です。

KOHEI

私の考え方で作った働き方マトリクスです!

横軸はワクワク度、いかに自分が好きなことやワクワクすることをやっているか、別の言葉でいうと「自分が主役」かどうかのレベルです。

縦軸は自立度、自分の責任ではたらくことができるか、自分で稼ぐ力があるかということです。

別の言葉でいうと「脱会社依存」です。

会社に頼らないで働けるかというレベルになります。

ワクワクの働き方マトリクス(ワクワク度×自立度)

右上に位置する「起業」、「ひとり社長」、「KANBLO」、「人生の楽園」は、ワクワク度も自立度もたかい働きかたです。

「IC」は、自立度はたかいものの業務を受けるという働き方なので、ワクワク度は少し低いかなというのが私の感じ方です。

タニタ型の個人事業主は、1社に依存している意味では自立度はそこそこですが、ICへと変化していくことが十分可能です。

FC独立は、本部にコントロールされているので自立度もワクワク度もあまりないかなと。

転職は、自分のスキルを活かして良い転職先に入れればワクワク度も高まるでしょう。

ただひとつの会社に依存している点では、自立度は低いと思います。

そして「再雇用」、あくまでも私見ですが、会社からあまり期待されておらず、給与は半減でモチベーションを保つことが難しい状態であれば、ワクワク度も自立度も低い右下に位置します。

ワクワクの働き方マトリクス(場所と時間の拘束度×初期投資度)

次に働き方を、どの程度のレベルで場所と時間を拘束されるか、初期投資はどの程度かという視点でみたのが、2つめのワクワクの働き方マトリクス(場所と時間の拘束度×初期投資度)です。

横軸は場所と時間の拘束度です。

働くために、どの程度自由に場所と時間を決めることができるかです。

縦軸は初期投度、はじめるのに必要な投資額のレベルです。

初期投資が高いということはリスクが高いといえます。

ワクワクの働き方マトリクス(場所と時間の拘束度×初期投資度)

右上に位置する「KANBLO」は、場所と時間の拘束はありません。

パソコンひとつあれば、自分ひとり、自宅でできます。

いつ働くかは自分で決めることができますし、ほかの場所で働きたければパソコンをもって移動するだけです。

そして初期投資も、レンタルサーバー等の費用だけですみます。

これと反対なのが、左下のベンチャー起業です。

初期投資は大きく関係する人も多くなるので、場所や時間の自由度は低いでしょう。

左上の「再雇用」は、初期投資はありません。

ただ働く場所と時間は、会社の指示に従います。

「人生の楽園」は、何をやるかによって異なりますが、ある程度の初期投資は必要でしょう。

お店をやるのであれば、場所と時間はかなり拘束されます。

定年後の働き方は自分で決める

このように定年後の働き方といっても、いろいろなタイプがあります。

そして定年後の働き方を選ぶのは自分です。

人生100年時代は、70歳まではみんな働く時代です。

働き方は、生き方に大きく影響します。

私が選んだ働き方は、KANBLOです。

ワクワク×自立(脱会社依存)×投資リスクなし×時間と場所の拘束なし=KANBLO

自由な時間に

自由な場所で

好きなことをして

気のあう人と働く

達成感と充実した時間を味わう

お金の心配をせずに

50代は人生後半戦の準備の期間です。

あとで後悔しないように、定年後60歳からの働き方のための準備をしましょう。

KOHEI

一緒にKANBLOはじめましょう!

動画で見る|50代で考える定年後の働き方5つのタイプ

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